Keio University Faculty of Pharmacy 慶應義塾大学 薬学部・薬学研究科

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薬学生の声Column


タイ王国コンケン大学での海外アドバンスト病院実習

 タイ王国の薬学と聞いて皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。実は私も以前は明確なイメージはありませんでした。実際に2014年の6/1から7/6まで、薬学科6年を対象として開講される「海外アドバンスト病院実習」のプログラムとしてタイ王国コンケン大学シーナカリン病院での実習を受けてみると、日本かそれ以上に臨床薬学の発展が目覚ましい国でした。

 実習は英語を用いて行われます。医師と薬剤師と学生が患者について意見を交換するラウンドや、患者とのやりとりはタイ語で行われますが、タイ人の先輩薬剤師や学生が英語で通訳してくれます。お互いに外国語として英語を使うこの実習では、相手に理解しやすい英語を使うよう心がけました。

実習中には、患者の問題解決のために検索した論文を発表して討論するジャーナルクラブ、症例報告など、プレゼンの機会がたくさんあります。また、「日本の薬剤師の役割と薬学教育について」の意見交換会が催されたり、日本の医療制度や日本では承認されているけれどタイでは承認されていない薬(例えば、抗がん剤のTS-1)についても適宜発表しました。タイにいながら、日本の薬学についても改めて学ぶことができました。

 実習後には、タイの学生や薬剤師が毎晩のように食事に連れて行ってくれます。タイの人はとてもフレンドリーで、食事を楽しんだ後にお礼のメッセージを送ると、また次も食事に誘ってくれます。また、実習の受け入れ責任者の先生は「世界を見ることも実習のうち」という考えの持ち主で、週末に観光名所に行くよう積極的に勧めてくれました。

慶應義塾大学薬学部では、タイの他にアメリカでも海外アドバンスト病院実習プログラムを実施していて、それぞれの参加者が海外での経験を活かし、製薬企業、病院薬剤師、進学、海外留学などの道を歩んでいます。私は、実習前は海外で薬剤師として実務経験を積むことを夢見ていましたが、実習を通してタイの薬剤師の臨床での活躍に刺激を受けたことで、日本の薬剤師がもっと活躍できるようにするにはどうしたらよいのか真剣に考えるようになりました。今は、日本で病院薬剤師として実務経験を積んだ後に、大学院に進学し、いずれは何らかの形で後進の指導に当たりたいと考えています。

海外アドバンスト病院実習を経験した後に、どの道を進みたいと思うかは人によって違うと思います。私のように日本に残ることを選択する人もいれば、海外で働くことを選択する人もいると思います。しかし、どの道を進むにせよ、こういった経験は将来につながる大切な道しるべになると私は信じています。

将来の学生の皆さんがプログラムを体験して貴重なものを得ることを心から祈っています。

薬学科6年 佐藤 航

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    薬剤師レジデントと共にウェルカムディナー

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    コンケン大学薬学部前で記念撮影

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    緑に囲まれたsrinakarin病院で実習

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    Dr.Suphat(アジア人で数少ないBCOPの保有者で実習責任者)と

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    ウボンラチャタニ県Warinchamrab病院の外来薬局

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    コンケン九重塔 コンケン内にある寺院。風鈴の音が涼しげに響く。

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    コンケン九重塔からの眺め

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    水上コテージ 水辺の涼しい風のもと楽しむ昼食。

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    金色の塔 光の当たり方によって様々な表情を見せる塔。


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