慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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学部1年 学部2年 生化学講座 生化学講座 1 生化学講座 107細胞の機能と構成分子 [春学期(1単位・薬学科/薬科学科とも必修)] 長谷(4コマ、ユニット責任者)、高橋(2コマ) 生命の活動単位としての細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子(アミノ酸、脂質、糖質、ビタミン)の構造、生合成、生理機能に関する基本的知識を習得させるようにした。K-LMS学修支援システムを用いてミニテストを実施するとともに、授業アンケートを通じて学生の理解度を確認した。 薬科学概論 [春学期(1単位・薬科学科必修)] 長谷(1コマ) パンデミックと文明について講義を行い、感染症の大規模流行が人類の歴史に与えたインパクトを解説することで、免疫学や感染学の重要性を理解させて学習意欲を高めた。ポストコロナに向けて薬学部生が果たすべき役割について考える機会を提供した。 三学部合同教育(初期)プログラム[1年春学期(薬学科・薬科学科必修)] 長谷はファシリテーターとして参加した。 免疫学1 [春学期(1単位・薬学科/薬科学科とも必修)] 長谷(8コマ、ユニット責任者) ヒトの主な生体防御反応について、その機構を組織、細胞、分子レベルで理解させるために、免疫系・生体防御に関する基本的知識を習得させた。免疫学の歴史、生体防御のしくみ、自然免疫と獲得免疫、抗原/抗体と補体、抗原認識と抗原受容体、免疫系の多様性、抗原提示、アレルギー反応の分類、サイトカイン・ケモカイン、粘膜免疫応答など免疫学において基礎的かつ重要な項目を講義した。動画のオンデマンド配信を行った。K-MLS授業支援システムを用いてミニテストを実施するとともに、アンケートによるフィードバックを受け付けて双方向の講義となるように心掛けた。 生化学1 [春学期(1単位・薬学科/薬科学科とも必修)] 木村(8コマ、ユニット責任者) 生命のプログラムである遺伝子を理解するために、核酸の構造、機能、遺伝子発現制御、遺伝子組み換え技術に関する基本的知識を修得することを目的とした。DNA複製など複数の酵素による複雑な制御機構は動画を用いて全体像が理解できるように工夫を行った。さらに、遺伝子組み換え技術の薬学領域での基礎研究および創薬への応用について具体的な例をあげて講義を行った。春学期定期試験前には授業支援システムを用いて復習問題を配布し、学生の理解度を高めた。 教 授:長谷 耕二 准 教 授:木村 俊介 専任講師:高橋 大輔 担当授業概要

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