慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
121/356

担当授業概要 教 授:大谷 壽一(医学部) 学部3年 学部4年 学部2~4年 臨床薬物動態学講座 大谷教授、秋好講師は医学部病院薬剤学教室を本務とし、薬学部では兼担教員として講座を運営した。また、今岡助教は、医学部病院薬剤学教室を兼担した。このため、臨床薬物動態学講座は、医学部 病院薬剤学教室と一体的に運営された。 また、2022 年 6 月には、芝共立キャンパスの実験室を、医学部病院薬剤学教室 (信濃町キャンパス 総合医科学研究棟4S7) 内に移転した。 実務実習事前学習2 [秋学期前半(1 単位・必修)] (大谷・科目責任者、秋好、今岡・分担) 服薬指導に必要なこととして、患者情報の収集、患者接遇の際の基本的な知識、代表的な疾患の際の注意点、医薬品ごとの注意点などを挙げ、それぞれ具体例を示しながら講義を行った。 個別化医療 [春学期前半(1 単位・必修)] (大谷・分担) いわゆるテーラーメード薬物療法では、患者ごとに最適な医薬品の選択、投与経路や剤形の選定、投与量や投与間隔の設定が必要となる。そのために必要な知識および技能は、生理学、薬理学から薬物動態学、製剤学まで広範にわたるが、本講義では、それらの知識を横断的に統合しつつ、豊富な臨床事例や症例、裁判例など交えて解説を行った。大谷は、8 コマ中 4 コマを担当した。 老年薬学 [春学期前半(1 単位・必修)] (大谷・分担) 大谷は、8 コマ中 1 コマを担当し、高齢者の体内動態学的特性および薬物治療上の留意点について解説した。 実務実習事前学習(実習) [通年(8 単位・必修)] (大谷、秋好、今岡・分担) 卒業後、医療に参画できるようになるために、病院実務実習・薬局実務実習に先立って、薬剤師職務に必要な基本的知識、技能、態度を習得するため、各実習を行った。その中で本講座では、服薬指導の基本、入院患者に対する服薬指導に関する領域を責任講座として担当した。 Thai Pharmacy Experience [通年(1 単位・自由)] (秋好・科目責任者) 本科目は、国際的視野を持った薬剤師、薬学研究者の育成を目的として、タイ王国のコンケン大学薬学部の訪問と、コンケン大学病院およびその他の地域医療施設の見学やそこで活躍する薬剤師との■■■■■■■■■ 1 臨床薬物動態学講座 117専任講師:秋好 健志(医学部) 助 教:今岡 鮎子

元のページ  ../index.html#121

このブックを見る