2 薬剤学講座 194 薬剤学講座え、大正製薬 桑子正行先生および参天製薬 阪中浩二先生による特別講義も実施した。 アプライド薬物動態学 [春学期(薬学科選択・薬科学科選択)] (科目責任者:西村) 薬物動態理論の理解をさらに深めるため、発展的・実践的な薬物動態学を取り扱った。特に薬物動態モデルの成り立ちや、数学的な理解、パラメータの算出方法などに関する講義と演習を行った。また、生理学的薬物速度論モデルの構築および臨床薬物動態の予測と解析の理解を目標として講義(対面)を行った。 薬剤学実習(薬物動態) [春学期(薬学科必修・薬科学科必修)] (科目責任者:登美、分担:西村・野口) 薬物動態学の基礎理論として、コンパートメントモデルを活用した薬物動態パラメータの算出法、さらにコンピューターシミュレーションを用いてコンパートメントモデルおよび生理学的薬物速度論に基づく薬物動態予測方法、アニマルスケールアップを理解することを目的として、遠隔による導入講義と対面での実習を実施し、指導を行った。 実務実習事前学習(TDM) [秋学期(薬学科必修)] (分担:登美・西村・野口) 投与設計技術の修得を目的として、抗MRSA薬や抗てんかん薬の目標血中濃度の設計方法、各医薬品の規格、剤型および投与速度を理解した上で、模擬患者の血中濃度データを用いてコンピューターで解析し投与設計の演習を行った。投与設計にはPEDA(株式会社じほう)および臨床現場においても利用されるハベカシンTDM解析ソフト、バンコマイシン「MEEK」TDM解析ソフト(ともにMeiji Seikaファルマ株式会社)、テイコプラニンTDM解析支援ソフトウェア(サノフィ株式会社)を用いた。 尚、本年度は、本項目の履修を学部4年次から3年次へ移行した年であるため、学部3年と4年の両学年に対して実施しており、次の項目に同一内容が記載されているが誤りではない。 実務実習事前学習(TDM) [春学期(薬学科必修)] (分担:登美・西村・野口) 投与設計技術の修得を目的として、抗MRSA薬や抗てんかん薬の目標血中濃度の設計方法、各医薬品の規格、剤型および投与速度を理解した上で、模擬患者の血中濃度データを用いてコンピューターで解析し投与設計の演習を行った。投与設計にはPEDA(株式会社じほう)および臨床現場においても利用されるハベカシンTDM解析ソフト、バンコマイシン「MEEK」TDM解析ソフト(ともにMeiji Seikaファルマ株式会社)、テイコプラニンTDM解析支援ソフトウェア(サノフィ株式会社)を用いた。 英語演習 [春学期(薬科学科必修)] (科目責任者:登美、分担:西村・野口) 薬物体内動態に関連する文献を中心として、広く自然科学に関する最新の英文原著論文を自ら検索・選択し、内容を研究室内で紹介することで、論文を熟読し、内容を理解する能力をつけることを目標とした。研究成果発表を英語で行うことにより、英語でのプレゼンテーション能力を涵養した。 卒業研究 [春/秋学期(薬科学科必修)] (科目責任者:登美、分担:西村・野口・菅沼) 「事物を疑いて取捨を断ずる」論理的判断力を確立することは、社会に参画する上で、重要な能力で学部4年
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