慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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② 科学研究費基盤研究(C)「子宮内膜螺旋動脈の成熟過程依存的な妊娠高血圧症候群に対する薬物療③ 科学研究費研究活動スタート支援「有機酸取り込みトランスポーターを標的とした腎不全予防法 ① 科学研究費基盤研究(B)「輸送分子種差と遊離形濃度に基づくヒト胎児への経胎盤薬物曝露量予測自己点検・評価 学生教育の方針として、IPDO(Input: 学ぶ、Present: 発表する、Discuss: 討論する、Output: 論文にする)の才能を開花させ、医療従事者・創薬研究・臨床開発研究者として活躍できる人材を育成することを目標としている。教室内研究ミーティングでは、隔週で全学生に対して実験結果報告と、それに対する学生からの質疑応答を課し、プレゼンテーション能力やディベート能力を涵養した。さらに、英語文献の抄読会や英語での研究成果報告会(年2回)も実施した。研究成果として、大学院生や学部生による研究成果を、研究業績欄に示すように国内学会での対面あるいは遠隔での発表へと導くことが出来た。 昨年の改善計画に対する実行状況 新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じた対策を必要とされた。遠隔での会議および討論の利便性と対面での会議および討論を併用することにより、講座内でのクラスター感染を発生することなく、研究を推進することができた。研究が順調に進んだ学生においては、学会発表の機会を得ることができた。 改善計画 学生の在宅での研究を主とする講座運営は、学生ごとの進捗管理が難しく、登学率の高い学生の進捗効率は良い反面、登学率の低い学生に対し、登学を強要することは叶わないため、管理の難しい1年であった。新型コロナウイルスの感染状況が一定になった段階で、登学頻度の目安を定めて所属学生に明示することで、いずれの所属学生の教育効果も担保できるよう管理方法を常に柔軟に対応していくことが必要である。 今年度の講座構成員は教授1名、准教授1名、助教1名、訪問助教1名、訪問研究員1名(黒沢)、博士課程4年1名(深澤)、後期博士課程3年1名(明石)、大学院修士課程2年5名(稲森、伊藤、織井、髙橋、中田)、1年3名(石鍋、粕谷、原田)、薬学科6年7名(石原、小林、榊原、鈴木、田島、中村、山内)、5年8名(木村、佐々川、坂本、佐古、佐藤、関、松崎、山中)、4年8名(竹井、戸﨑、成井、西本、野口、橋本、長谷川、山崎)、薬科学科4年4名(鈴木、立澤、福森、緑川)、3年4名(磯部、大橋、小島、松田)であった。以下の外部研究資金によって研究概要欄に示した研究成果を挙げ、研究業績欄中に示す英文原著論文にまとめ公表することができた。修士課程2年の髙橋駿太君は第66回日本薬学会関東支部大会において優秀口頭発表賞を受賞した。 講座構成員が研究代表者として得た外部研究資金は以下の通りである。 モデルの構築」 法の開発」 の提案」 Ⅰ.教育について Ⅱ.研究について 薬剤学講座 7 薬剤学講座 199

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