慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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教 授:鈴木 岳之 学部1年 薬学教育研究センター 薬学教育研究センター 1 薬学教育研究センター 213生命倫理 [春学期(1単位・薬学科必修)横田(科目責任者)10回] この授業は、生命の尊さを認識し、患者・家族の心理、価値観を理解して信頼関係を確立できる薬剤師となることを目指し開講している。学生には、授業を受ける上で重要なことは、「なぜ?どうして?を繰り返し問い続けること」と説明し、課題に対し「自分でよく考え→他者にその考えを伝え→他者の意見を聴き→さらに自分で考える」サイクルを回すように伝えた。「生命倫理」の問題を考える上で必要となる基本的知識についての講義(2コマ)、および終末期における患者意思の重要性や病気や患者に対する差別・偏見の問題について、6年生(Student Assistant)が問題提起し少人数で話し合う授業(1コマ)を横田が行った。現場の医療者による特別講義は、1コマは録画配信、2コマは対面で行った。これら授業を元に、「生と死に関わる問題」について各グループで話し合うべき課題を考え、二分割でグループワークを行った(発表会も含め4コマ)。発表会では各グループの発表に対する質問を提出させ、それぞれのグループにフィードバックした。質問に対しグループとしての回答及び追加事項などを考える振り返りのグループワークを行い、グループレポートとして提出させた。この科目の一項目である多職種連携教育の一環である慶應義塾大学医療系三学部合同教育(初期)は5月23日に対面で行われ、横田がワーキンググループ(WG)のメンバー(実施責任者)として参加した。(薬学部シラバス2022 p18-19) 情報・コミュニュケーション論 [春学期(1単位・必修)石川(科目責任者)11回] この授業は、薬学部において頻繁に行われるグループワークの方法論を学ぶとともに、能動的な学習、情報倫理、情報セキュリティ、コミュニケーションの基盤となる行動を身につけるための演習を実施している。前年度までの2年間はCOVID-19対応のため1学年を6分割していたが、2022年度は従前通り、3分割で授業を行った。一部は録画配信として自宅での演習を行ったが、グループワーク3回、PCでの演習5回を通して、相手を意識して、必要な事柄を分かりやすく伝えるスキルを伝達し、自分が必要とする情報を的確に収集し、信憑性を判断することの重要性を伝えた。(薬学部シラバス2022 p20-21) 早期体験学習(薬学科) [春学期(1単位・薬学科必修)(科目責任者:中村教授)、横田4回、石川1回] 医療薬学・社会連携センターの教員が主体となって行う一連の体験学習のうち、横田が「コミュニケーション演習」(3回、6コマ)を担当し、外部講師による「特別講義」(2回、2コマ)の準備、進行を行なった。また、最終回のふり返りのグループワークでは、石川がファシリテーターを担当した。(薬学部シラバス2022 p36-37) 准 教 授:横田 惠理子 准 教 授:石川 さと子 専任講師:森脇 康博 助 教:權田 良子 担当授業概要

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