学部2年 基礎生物学 [春学期(2単位・選択)、横田(科目責任者)15回] 高校で生物学をほとんど履修してこなかった学生を対象とし、以降の生物系専門科目履修に必要な基礎的事項の修得を目的とする。生物の基本概念と基本構造、構成成分、細胞の増殖と形態形成、動物の組織と器官、生殖と発生、遺伝の様式、遺伝子・遺伝子発現・遺伝子工学、エネルギーと代謝、神経系と感覚器官、生体防御、生命科学の発展と医療についての対面講義を13回、録画配信を2回行った。予習用教材を配信し、講義では演習や確認クイズを取り入れ、学生の理解の一助とした。(薬学部シラバス2022 p46) 機能生理学1 [秋学期(2単位必修)、鈴木(科目責任者)14回] 人の全身の臓器の解剖学・生理学をほぼすべて網羅する科目で、2年1学期(担当有田教授)まで続く。1年本科目では、人の身体の基本的構成から始め、神経系、循環器系の構造と機能に関して理解することを目的とした講義を行なった。本講義では、指定教科書に要点を記入するという講義方法で講義を行ない、学生が興味を持ち、自主的な学習を行なうきっかけを与えるような内容とした。(薬学部シラバス2022 p35) 細胞の機能と構成分子 [秋学期(2単位・必修)横田5回/15回(科目責任者:長谷教授)] 長谷教授、有田教授、高橋(大)助教と分担して、横田は、ヌクレオチドと核酸、糖質、アミノ酸に関する対面講義4コマと課題学習1コマ(配信)を担当した。(薬学部シラバス2022 p34) 実験法概論 [秋学期(2単位・必修)石川4回(全15回)科目責任者:鈴木] 1年の実習科目に対応する授業科目であり、前年度までに引き続き全面的に録画配信で実施した。実習を安全に行うための心得から、実験ノートの書き方、実験器具の取扱い方、さらに実習を効率よく理解して行うことができるように、各項目の基本的な原理や操作法の講義を行った。(薬学部シラバス2022 p40-41) 薬学基礎実習 [秋学期(2単位・必修)、分析化学系:鈴木1回、石川5回、横田1回、權田3回、森脇1回、生物系:鈴木4回(全12回)科目責任者:鈴木] 分析化学系実習は、学生にとって最初の実習となるので、実験の基礎となる天秤やピペット類の使用法、溶液の調製法、器具の操作法、分析の基礎となる標定、薄層クロマトグラフィーによる医薬品の分離分析、pH測定、分光分析法、反応速度、イオン交換クロマトグラフィーを行った。薬学教育研究センターでは実験実習の基礎、酸塩基滴定および薄層クロマトグラフィーの項目を担当したほか、実験安全、器具、試薬の適切な取扱い、データの適切な取扱いをテーマとして、ジグソー法によるグループ学習を取り入れた。 生物系実習は、生物系の基礎的な内容を把握するための技能・態度を身につけるための実習を行なった。ラット解剖、組織観察、血球などの標本観察、マグヌス装置を用いた摘出臓器生理実験などをローテーションして実施した。学生にとっては初めての生物学領域の実習であり、講義等で学んだ知識を実際に確認する機会となった。(薬学部シラバス2022 p42-43) 物理化学3 [秋学期(1単位・必修)、森脇3回/9回 (科目責任者:長瀬准教授)] 原子の構造、放射壊変、放射線の種類と性質、物質との相互作用、代表的な放射性核種の物理的性質、核反応、放射平衡、測定原理と利用について担当した(うち1回は録画配信による遠隔講義を行った)。(薬学部シラバス2022 p85) 2 薬学教育研究センター 214 薬学教育研究センター
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