慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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④ 実習室管理、定期清掃のための実習室の整理、年度末の器具などの確認 ⑤ 実習倉庫の管理 ⑥ 教育研究費のうち実習費予算執行の伝票処理と予算管理 ① CBT対策 ② 国家試験対策 ② 成績が芳しくない学生への面談、学習指導 3.CBT対策・国家試験対策 ③ 国家試験問題集の作成と配布 ① 実習の年間スケジュールの調整 ② 複数の実習で共通して使用する消耗品の一括購入 ③ 実習機器(UV計、顕微鏡、電子天秤、HPLC装置、ミニ遠心器、天秤・製氷機)、備品(オートピペッ4年次の選択科目である総合薬学演習1、および自由科目である化学系薬学演習、生物系薬学ト、マイクロピペッター)の保守、定期点検の実施と計画的な更新 国試対策委員会で横田が委員長として、各科目担当の委員と共に、主に6年生の薬学演習の学習到達度試験、および講義について検討した。薬学教育研究センターとしては、試験、講義実施に係る実務を担当するほか、以下のような活動を行った。 (1) CBT・国家試験対策講義の統括・実施 演習を担当した。 6年次の薬学演習および総合薬学演習2/3の実施に関して中心的役割を担い、試験問題の作成と講義予定の検討を行った。また、薬学演習の学習到達度試験を9月と1月の2回実施した。学習到達度試験(出題問題数:180問)は、本センター教員が全ての問題の選定、アレンジ等、学生課に依頼する問題冊子の印刷以外の問題作成に係わる作業を行った。試験問題は事前に国試対策委員会科目担当委員の査読を受けた。試験実施後は、採点、結果のとりまとめを行ったほか、学生からの疑義を受け付けることで試験が適正に行われたことを確認している。 (2) CBT・国試対策学生実行委員会のサポート 2009年度から継続しているCBT・国家試験対策の学生実行委員会の自主的活動をサポートしている。これらの担当は、国試対策は主に横田、CBT対策は主に石川である。新たに学生実行委員会を組織した3年生と4~6年生の各学年の委員との情報共有を支援する情報交換会は、ハイブリッドで実施した。また、学年進行に合わせて必要となる予備校との連絡に関して学生との橋渡しを行った。 (3) その他、CBT・国試対策に係わる業務 ① 3年生へのCBTに関する説明会 3年次1月の定期試験最終日にCBTに関する説明会を実施し、石川が説明を担当した。4年生で行う学習は、単にCBTに合格するための学習ではなく、応用力をつけ、実務実習、卒業研究、国試に向けての準備段階であることを強調した。 6年生学習到達度試験の成績が悪い学生に対して1月中旬に面談を行い、学生のモチベーションや学習方法、学習環境などを確認すると共に、アドバイスを行った。 第107回国家試験の問題冊子を印刷し、教員と6年生へ配付した。 8 薬学教育研究センター 220 薬学教育研究センター

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