慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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11..目目的的 医療薬学・社会連携センター 227 医医療療薬薬学学・・社社会会連連携携セセンンタターー 2022年度中に11回の医療薬学・社会連携センター全体ミーティングを開催し、以下の項目の運2023年度実務実習に向けた準備として、実務実習は4年次(2023年2月)より開始するため、2022年度3年次生に対する希望実習施設(病院)および希望実習エリア(薬局)の希望調査を2022本センターは、薬学科1年次の早期体験学習ならびに薬学科4・5年次の薬局・病院における実務実習を始めとした臨床系実習ならびに卒後の薬剤師生涯教育を円滑に運営することを目的とする。 22..2022年年度度構構成成員員 中村 智徳 (センター長、医療薬学部門 教授) 山浦 克典 (副センター長、社会薬学部門 教授) 鈴木 小夜 (医療薬学部門 教授) 河添 仁 (医療薬学部門 准教授) 小林 典子 (社会薬学部門 専任講師) 岩田 紘樹 (社会薬学部門 専任講師) 横山 雄太 (医療薬学部門 助教) 地引 綾 (医療薬学部門 助教) 中村 友紀 (社会薬学部門 助教) 長山 絵里香 (センター事務職員) 33..活活動動概概要要 営に係る議論を行った。以下に活動概要を説明する。 11))実実務務実実習習 2022年度実務実習は、新型コロナワクチン接種の普及ならびに治療薬の投入により、薬局および病院共に臨地実習は概ね平常時に戻ってきた。これに伴い、事前訪問により、学生情報、実習スケジュール、緊急時連絡先などの確認や、改訂コアカリに基づく実務実習に関する詳細な説明(基本的枠組み・方針、代表的8疾患や概略評価、薬局-病院-大学の連携など)、代表的8疾患の情報共有シートおよび実務実習記録の評価シートの活用について説明するとともに、オンデマンド動画配信による説明も継続した。 実務実習期間中は、卒論配属講座教員が実習初期に施設へ電話訪問を行い、医療薬学・社会連携センター教員で担当施設を分担して、実習中期~後期に全ての実習施設に対して訪問あるいはオンラインで指導薬剤師および学生と面談し、実習の進捗状況を把握するとともに、概略評価、代表的8疾患の情報共有シートおよび実務実習記録の評価シートの確認をした。また実務実習指導・管理システム(WEBシステム)を活用して、学生および指導薬剤師との連携をはかり、日誌、週報および概略評価の確認ならびに週報にコメントを記載した。さらに、オンライン面談やWEBシステムによる介入にて、指導薬剤師への負担を増加させることなく、柔軟に対応した。慶應義塾大学病院ではオンラインで6週、11週終了時に報告会が開催され、薬剤部指導薬剤師と連携をとりながら学内教員への参加案内および時間調整を行った。さらに実習期毎に実務実習に関わる指導薬剤師および医療薬学・社会連携センター教員による実務者会議を実施し、実習の振り返りとともに次に向けた改善策を検討し、実習の向上と連携を図った。

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