55))生生涯涯学学習習 2022年度の公開講座は12回開催され、その中にはがん専門薬剤師を目指すためのがんプロフェッショナル研修会のプログラムも含まれ、さらに専門性の高いテーマでのワークショップ形式の講座も2回開催しており、本学の公開講座の特徴となっている(参考資料:生涯学習委員会)。ただし、2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、対面による講座はがんプロ研修会に関わる1講座および指導薬剤師のためのワークショップのみとなった。 2021年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響を受け、早期体験学習ならびに実務実習は一定の制限を受けたが、コロナワクチン接種の普及や治療薬の投入により、次第に通常に戻りつつある。そのような状況で実務実習を終えた2022年度5年次生のその後の学修効果・成果(卒業研究、学習到達度試験および薬剤師国家試験など)については引き続き注意深く見守り、サポートしていく必要がある。 医療薬学・社会連携センター 229 本学では公開講座の開催及び慶應義塾大学薬学部認定薬剤師研修制度の運営を継続しており、公開講座の講演テーマや講師の推薦などは生涯学習委員会が担当し、公開講座当日の運営(座長、司会進行、受付)ならびに参加者アンケート確認とウェブサイト紹介例の抽出は医療薬学・社会連携センターが担当している。 慶應義塾大学薬学部認定薬剤師研修制度の運営および認定審査は認定薬剤師研修制度委員会が担当し、審査に向けた申請書類の判定作業は社会薬学部門が担当している。認定薬剤師研修制度は、2015年度より、認定薬剤師認定日を年2回(4月1日、10月1日)とし、申請期間を2月1日~3月25日、8月1日~9月25日としており、2022年度も申請期間中に受付けた書類の判定作業を予定通り実施した。 66))そそのの他他 当センター教員は、いずれも臨床系教員として医療機関(慶應義塾大学病院、薬学部附属薬局)でのOn the job training(OJT)を実施しているが、2022年度も新型コロナ感染症の影響を受け、慶應病院でのOJTは施設からの指示にて中止したが、附属薬局でのOJTは継続して実施された。 44..自自己己点点検検・・評評価価 コロナ禍の影響は次年度も継続する恐れはあるが、ポスト・コロナ禍における臨床系実習の在り方について、2022年度の体験も交えて詳細に検討し、効率的に学習効果を得る方策を構築していく。 また、薬剤師が医療人としての職能を向上させるために生涯学習を行うことは必須であり、かかりつけ薬剤師の要件維持においても不可欠であることから、例年通り薬剤師の生涯学習を支援していくために、次年度もオンライン配信などを活用して公開講座が開催できるように努める。
元のページ ../index.html#233