慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
235/356

教 授:中村 智徳 当部門は、1年次早期体験学習(薬学科)、3年次および4年次実務実習事前学習(講義・実習)、5年次実務実習、6年次国内/海外アドバンスト実習、6年次医療人教育など、医療現場に直結する講義・演習・実習を担当している。また、多くの医療機関と連携し、薬物治療における様々な課題解決に向けた医療薬学研究や、薬学臨床分野の教育の洗練化に向けた調査研究に取り組んでいる。 担当授業概要および活動概要 教 授:鈴木 小夜 准 教 授:河添 仁 助 教:地引 綾、横山 雄太 学部1年 学部3年 医療薬学・社会連携センター 医療薬学部門 医療薬学・社会連携センター 医療薬学部門 1 医療薬学・社会連携センター 医療薬学部門 231早期体験学習(薬学科) [春学期(1単位・薬学科:必修)] 科目責任者:中村 /担当:中村、鈴木、河添、地引、横山 1年次は、早期臨床体験として「薬局および病院見学」、「調剤体験」、「BLS」、「コミュニケーション演習」、「倫理教育(高齢者疑似体験など)」の5項目を実施予定としていたが、コロナ禍の影響で、「調剤体験」、「コミュニケーション演習」、「倫理教育(高齢者疑似体験など)」については人数制限を設けて、感染対策を徹底して実施した。また、「病院見学」、「BLS」については、動画配信による講義を実施した。 1)薬局見学:見学に先駆けて、「薬局薬剤師の役割」および「病院薬剤師の役割」について講義を行い、1年次の5月~6月に全学生が薬局を見学した。薬局見学は、学生1~2名ずつ引率者なしで、薬学部近隣の文京区(5施設)、港区(24施設)および練馬区(12施設)の薬局で見学を実施した。施設見学後は、レポートを提出するとともに、グループに分かれて見学内容、薬剤師の職務などについて新たに学んだことを討論し模造紙にポスターとしてまとめた。なお、病院見学については新型コロナ感染症の状況に鑑み実施しなかった。 2)調剤体験: 1年次に散剤調剤、計数調剤を実施することで、より臨床現場での理解を深めることが出来るようにした。 3)コミュニケーション演習: ロール・プレーイングを行ない、コミュニケーションの基本について学ぶことが出来た。 4)高齢者疑似体験、車イス体験など:倫理教育を上記1)、2)と同時期に並行して実施することにより、具体的なイメージを持ちながら臨床を意識した体験学習を行うことができた。 実務実習事前学習1(薬学科) [秋学期(2単位・薬学科:必修)]講義担当(中村、鈴木) 中村1コマ、鈴木6コマを担当し、2022年度は完全に対面講義により実施した。 実務実習事前学習3(薬学科) [秋学期(1単位・薬学科:必修)]

元のページ  ../index.html#235

このブックを見る