慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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自己点検・評価 改善計画 ・閲覧席のレイアウトについて、3人掛けの机を2人用に変更する一方、机幅がやや広いその他 ・薬学部教員5名で構成される薬学メディアセンター協議会を開催した。予算や事業計・2022年12月23日から2023年1月31日まで、学部1年生を含む薬学部・薬学研究科る妨げになるケースがある、という批判もいただいた。要望等には、すみやかに可能な案件から順次対応するとともに、アンケートの集計結果と対応・回答を対象者に公開した。 コロナ禍において開催を見送ってきた学生図書委員会に代わり、学生の声を聴く手段としてWebフォームでの学生アンケートを実施した。学生アンケートを通じて得られたフィードバックを真摯に受け止め、迅速に対応策を協議・実施し学習環境を改善することができた。 2023年度に事務室とカウンターの改修工事を行う。カウンターの向きを閲覧席方向からブラウジングコーナー方向に90度変更し、閲覧席と事務室の間に壁を設ける。学生アンケートへの対応として閲覧席に対する音漏れの改善に有効と思われ、また入退館者の視認による安全性向上も目指している。 そのほかにも既存設備や所蔵資料の見直しを進め、スペースの有効活用を検討し、学習環境の一層の改善に努める。今後も学生の声を重視し、快適な学習環境の整備を一層進める予定である。 席を間引かないまま利用可能にすることによって、所定換気量に対する最大座席数(110席)を維持しながら、隣接席が気にならないよう工夫した(3月)。 画を審議したほか、電子リソースの契約やブラウジングコーナーの娯楽雑誌の見直しについて協議した(6月、10月)。 所属の学部生・大学院生約1,300人を対象にGoogleフォームを利用して学生アンケートを実施した。341件の回答を得た中では、フロアが寒い、閲覧席数が不足している、開館日・時間を増やして欲しいという意見が多かったが、個室として利用できるスペースを増やして欲しい、机・椅子の改善、照明をもっと明るく、蔵書を質・量とも充実を、という前向きな要望もみられた。さらに、メディアセンター職員が業務上必要とする会話の声が、事務室やカウンターの建築構造上、閲覧席などにまで届いてしまい勉強に集中す254 薬学メディアセンター(芝共立薬学図書館)

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