慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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事前研修、現地研修、報告会から成る、医療系三学部による研修プログラムである。世界的な新型コロナウイルス感染状況、変異株の出現による困難、ラオス国の状況等を総合的に検討し、当プロジェクト運営委員会により中止が決定された。 6.アドバンストレギュラトリーサイエンス海外演習/海外レギュラトリーサイエンス特別研修 2016年度まで未来先導基金に3年間採択されていた「国際医薬品開発と規制を先導する薬学人材育成プログラム」の後継研修プログラムとして、薬学部独自に運営する「国際医薬品開発リーダーシップを育成する米国研修プログラム」が2017年度に実施された。2018年度からは、「アドバンストレギュラトリーサイエンス海外演習(学部)」、「海外レギュラトリーサイエンス特別研修(大学院)」と改称するとともに、正規科目として開講されている。 新型コロナウイルス感染症の流行状況を受け、2022年度も中止となった。 7.Thai Pharmacy Experience 国際的視野を持った薬剤師、薬学研究者の育成を目的として、タイ王国のコンケン大学薬学部の訪問と、同大学病院およびその他の地域医療施設の見学や、そこで活躍する薬剤師との交流プログラムを2017年度以降実施している。本プログラムは、2019年度に学部正規科目「Thai Pharmacy Experience」として単位化された。新型コロナウイルス感染症の流行を受け、2022年度も中止となった。 8.訪問対応について (1)コンケン大学薬学部副学部長兼国際交流担当Dr. Yaowared Chulikhitの訪問について 2022年11月28日(月)にコンケン大学薬学部副学部長兼国際交流担当Dr. Yaowared Chulikhitの訪問を受け入れた。三澤学部長への表敬訪問、両校の国際交流プログラムに関する懇談、2023年度海外アドバンスト実習生との交流会が実施され、鈴木小夜教授、秋好専任講師を中心に、国際交流委員との交流の場が持たれた。 9.海外協定校との協定締結・更新 Texas Tech University HSC School of Pharmacy について、派遣学生数の減少など、今後は交換留学としてのシステムが成立し難いことを踏まえ、国際交流委員会での協議をもって協定を更新しないことが決定された。委員長より学部長からの手紙をお送りして協定更新を辞退する旨を伝えた。これにより協定校は6校から5校となった。ワシントン大学との協定更新等の対応は2023年度に引き続き対応する予定である。 10.その他 (1)薬学部webサイト(英語版) 2019年度に完成した薬学部・薬学研究科のウェブサイトにおける「国際化教育」のさらなる充実を図り、2022年度は在校生や高校生等に向けた情報発信サイトを作成した。2017~2021年度の在学時に海外プログラム(海外アドバンスト実習、アドバンストレギュラトリーサイエンス海外演習/海4 国際交流センター 258 国際交流センター

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