定校であり、これら協定校との連携体制は構築・維持できていると考える。 以上のように、新型コロナ感染症の世界的拡大により2021年度に引き続き国際プログラムは影響を受けた。しかし協定校との強力な連携体制により、一部協定校においては2021年度よりも多くの学生が海外アドバンスト実習を実施することができ、本学部への留学生の受入れも再開された。また講義等のプログラムについては引き続きオンラインシステムを最大限に利用し実施することができた。 本来あるべき国際交流の状況までの回復には至らなかったが、2021年度よりもさらに拡大した形で一部海外プログラムを再開したことに加え、国際化教育におけるオンラインシステムの利用も安定して実施できた。また、2021年度末頃から収集していた2017~2019年度の海外プログラム経験卒業生達からの体験記及び写真をまとめ、在学生及び後輩に向けた国際化教育についての情報提供サイトとして完成させた。 12.改善計画 上述のように、2022年度薬学部国際交流は、2020年度から続く新型コロナ感染症の拡大により依然として一部プログラムの中止を余儀なくされた。しかし、一部協定校に限定されたものの、臨地での海外アドバンスト実習を2021年度よりも拡大・回復した形で実施することができ、海外協定校教員による講義形式の事前準備教育もオンラインシステムにより安定して実施することができた。次年度に向けては、以下の点について改善を検討し作業を進める。 (1)2022年度末(2023年3月)時点における薬学部の海外協定校は5校(未更新1校を含む)である。その他、複数の施設で可能性を模索中だがコロナ禍で止まっている作業もある。国際交流の充実と高度化に向け、協定校との効率的な関係構築、定期的な内容の見直し、協定締結作業を進める。 (2)薬学部の国際交流活動を海外に周知・広報するためのウェブサイトについては、2021年度から収集開始した卒業生の体験記や掲載写真により、在学生・後輩学生や高校生に向けたサイトを完成させた。2023年度は、国際化教育のwebサイトで未作成の、受入れ留学生の体験記及び掲載写真を主とした海外向けwebサイトを完成させる。 (3)Outbound及びinboundも含め、国際化教育プログラムの国際交流委員によるシステマティックな運営の可能性について検討する。 これらに対応するために2023年度は、以下を目標とする。 (1)に関しては、未更新の1校(ワシントン大学)との協定更新を進める。また、従来より提携している大学とは連携関係のさらなる強化を行う。また、世界をリードする医療機関、専門的で魅力的な病院実習が可能な大学・施設、新たな地域(ヨーロッパなど)の大学・施設等を開拓・視察し、協定締結などにより、アウトバウンド志向の、より多くの学生の興味を引く魅力的なプログラムとして充実させる。(2)の海外向けサイトについては、留学生の研修時に依頼して作業を進める。(3)については、2023年度の海外臨床実習プログラム(outboundおよびinbound)の実施に際して、科目担当者及び国際交流委員会メンバーと情報共有しながら検討していく。 以上 6 国際交流センター 260 国際交流センター
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