慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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2. 4年次科目の実務実習事前学習5[春学期(1単位・必修)](山浦・科目責任者)において、最終日第7・8回の「地域におけるチーム医療・在宅医療・介護への参画1・2」の講師を林直子薬剤師が担当した。今年度は対面でのSGDを実施した。 3. Ⅰ期:千葉科学大学、横浜薬科大学、Ⅱ期:千葉科学大学、星薬科大学、Ⅲ期:横浜薬科大学、安田女子大学の計6名の学生の薬局実務実習を実施した(認定実務実習指導薬剤師:川本、林、山浦)。実習項目の一つである薬局製剤実習について、講義及び実習指導した(林、小林)。 4. 米国の協定校(アイオワ大、ノースカロライナ大)からの留学生および教員の薬局訪問に対応した(岩田)。 5. ファーマサイエンスショートコース@薬学部での塾内高校生の見学を受け入れた(山浦)。 た。追跡調査も行い、薬局で実施する啓発イベントによる意識・行動への効果を検証した。本研究内容については、日本薬学会第143年会(2023年3月)において報告した。 3. 芝大門いまづクリニックの今津院長と疑義照会の要否に関する包括的契約を締結し、診療および調剤業務に及ぼす各業務時間短縮や残薬減少の効果の研究を昨年に引き続き継続している。 4. リフィル処方箋の対象患者としての可能性を検討するため、当薬局で保険調剤した生活習慣病患者の処方変更頻度を調査し学会発表してきた実績から、健康保険組合連合会の「政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究Ⅵ(医療保障総合政策調査・研究基金事業)」の有識者委員として山浦が当該手法をはじめとする助言をした。 5. 厚生労働科学研究によるアンケート「自治体・企業・薬局における女性の健康支援に関する好事例調査」に協力した。 1) 医療薬学・社会連携センターと協働し、地域住民の健康サポート活動として「健康づくり教室」を以下の日程で全7回行った。特に今年度は感染対策に留意しながら実施した。2022年6/15、7/20、9/21、10/19、11/16、12/21、2023年1/18(各回18時~20時) 2) 2022年6月24日~8月5日に、本学薬学部社会薬学部門学生を中心に、オーラルフレイル啓発イベント(オーラルフレイルのセルフチェックと予防法の情報提供)を実施した。 2022年10月に、実務実習生が中心となって来局者に対する「ロコモ度測定会」を実施した。 3) 4) 地域住民のコロナ感染予防支援のため、「手洗いウイーク」を継続した。 2. 検体測定室 血糖、HbA1c及び血中脂質の測定、口腔内検査及びHPV(子宮頸がんウイルス)セルフチェックサービスを提供している。測定希望者は予約制にて受け付けている。料金は血糖500円、HbA1c、脂質各1,000円、HbA1c+脂質1,500円、血糖+HbA1c+脂質1,700円、口腔内検査1,000円、HPVセルフチェック8,000円と設定している。測定の詳細は店舗内外に掲示した案内ポスター等で周附属薬局 2 Ⅲ.研究活動 2021年度に実施した患者フォローアップ研究について、邦文論文にまとめた。(研究業績参照) 1. 2. 健康サポート薬局の健康イベントとしてオーラルフレイル啓発イベント(オーラルフレイルのセルフチェックと予防法の情報提供)を実施し、50歳以上の参加者を対象にアンケート調査を行っⅣ.地域貢献活動 1. 健康サポート事業 264 附属薬局

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