慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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5.自己点検・評価 前述の運営委員会の所管事項に基づき,2022年度の運営委員会では,次のようなことを審議・検討した。 (1)前年度までに引き続き,芝共立キャンパス新型コロナウイルス感染症対策本部の役割を運営委員会が兼ねた。義塾の方針および国内の感染状況に応じて,キャンパスにおける感染防止対策を逐次検討するとともに,キャンパスの規制方針については,教育・研究活動の維持と感染拡大の防止との両立を旨としつつ,必要に応じて改定した。 (2)学部運営のために必要となる教員の任用について逐次協議し,それぞれを教授会に諮った。 (3)学部および研究科における入試制度の詳細について見直しや確認を実施した。 (4)全塾の職位制度との統一性を図るため,客員教員の制度ではなく,今後はなるべく訪問学者の制度を積極的に使用するようにする方向性を取りまとめた。また,薬学部客員講師任用規則の廃止について検討・協議し,教授会に諮った。 (5)義塾の2023年度予算編成作業が例年よりも2か月程度前倒しされたことに伴い,予算編成スケジュールを見直して実施した。 (6)各種ガス納品時の教職員・学生・来校者の安全を図るため,搬入ルートやエレベーター使用時 のルールを策定し,搬入業者に対して通知した。 (7)病院薬学講座と臨床薬物動態学講座を2023年4月に統合して臨床薬学講座とすることについて検討・協議し,教授会に諮った。 (8)薬学部再入学者の取扱いに関する内規案を作成し,教授会に諮った。 (9)学部長補佐(特命・内部質保証担当)の任命を決定した。 (10)2024年度の薬学教育評価機構による第三者評価に備えてワーキンググループを立ち上げた。 運営委員会では,以上に述べたことをはじめとして,薬学部と薬学研究科の運営をめぐるさまざまな事項について検討するとともに,必要に応じて教授会・教授総会もしくは研究科委員会に回付した。これらの各会議体の議題等とするに先立ち,薬学部執行部での情報共有を図るとともに,必要な調整を行う場として,運営委員会はその機能を十分に発揮し,その目的を達成した。 以上 2 薬学部運営委員会 270 薬学部運営委員会

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