慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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1.目的 3.開催状況・概要 本委員会は、慶應義塾大学薬学部附属医療薬学・社会連携センターのもと実施される公開講座を企画することを目的とする。 2.2022年度委員 山浦 克典教授(委員長)、堀 里子教授(副委員長)、齋藤 義正教授、中村 智徳教授、 河添 仁准教授、田口 和明准教授、長瀬 健一准教授、中澤 洋介専任講師、中村 友紀助教(9名) (事務局:学生課) また、2023年度公開講座のテーマ、講師について検討した。2023年度公開講座年間テーマは「薬剤師の職能拡大を考える」に決定した。 が必須な3講座を除き、Web形式で開催することを認定薬剤師研修制度委員会に諮り決定した。 4.自己点検・評価 公開講座A(基礎講座)、公開講座B(医療薬学講座)、公開講座C(研修講座)、公開講座D(特別講座・講演)、公開講座E(実務実習指導薬剤師養成講座)、公開講座G(がんプロフェッショナル研修会)の演題、講師および受講者数については、別表にまとめた。 公開講座B(医療薬学講座)は、褥瘡や口腔といった専門性の高い領域の講座を開催した。 公開講座D(特別講座・講演)は、市民公開講座として例年開催している。2022年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、講演を事前に録画してオンデマンド形式で配信した。なお、本市民公開講座については、2017年度から2021年度まで採択されていた文部科学省の多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プランの事業を継承したものである。 公開講座E(実務実習指導薬剤師養成講座)は、文部科学省「薬学教育モデル・コアカリキュラム」の次期改訂にもとづき、薬局と病院薬剤部の「薬薬連携」に大学薬学部を加えた「三薬連携」によって、薬物治療の実践的能力を強化するための指導方法について指導薬剤師のためのワークショップを開催した。 公開講座G(がんプロフェッショナル研修会)は、班ごとに会場を分けてスモールグループディスカッションを実施するなどの新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じて会場で開催した。 生涯学習委員会 生涯学習委員会 1 生涯学習委員会 2972022年度の委員会は第1回を7月19日に、第2回を9月2日に開催した。 2022年度は、計画されていた公開講座全12回のうち、Web開催を10回、会場開催を2回実施した。会場で開催した2回の公開講座は徹底した新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じたうえで対面で開催し、1月のがんプロ研修会市民公開講座はオンデマンド形式で開催した。 2023年度は引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ワークショップなど会場での開催2022年度全体では、定員計2,060名に対して受講者数は計1,081名であり、充足率は約52%だった。2021年度と比較すると年度全体での充足率は微減しているが、生涯研修認定単位の発行対象となる講座に限ると充足率は約3ポイント上昇していることから、コロナ禍を期に開始されたWeb講座も

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