慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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認定薬剤師を取得するための方法の一つとして浸透したと考えられる。オンデマンド形式で開催した公開講座D(特別講座・講演)では16の都道府県から150名を超える申込があったことや、昨年度に引き続きWeb(Live)開催の講座が中心だったことを考慮すると、定員充足率は概ね良好だった。 薬剤師の生涯学習に貢献するためにはコロナ禍においても講座を開講することが重要であるため、2023年度は昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため12回のうち9回の公開講座をWeb形式で開催する。Web開催の利点を活かして海外在住の講師にも講演を依頼する。指導薬剤師のためのワークショップは過去10年間にわたりワークショップ形式で開催してきたものであり、今年度も認定実務実習指導薬剤師を主な参加者として、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じたうえで会場で実施する。 褥瘡領域の講座についてはこれまで座学形式で実施してきたが、より実践的な講座を目指して、本学部公開講座としては初の試みとなる実習形式で開催することで教育効果の高い講座を提供する。その他にもがんや口腔といった領域をテーマとして取り上げ、高い専門性を持った薬剤師養成の機会を提供する。また、海外における薬剤師のあり方や職域、タスクシフト等について取り上げる。がん領域については、2023年度より開始される文部科学省 第4期がんプロフェッショナル養成プランに申請予定であり、採択された場合は同プランの事業としてこれまで以上に充実したがんプロフェッショナル研修会を実施する。未採択の場合は、本委員会予算により継続して実施する。 5.改善計画 以上 2 生涯学習委員会 298 生涯学習委員会

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