慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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3.開催状況・概要 本委員会は、認定薬剤師研修制度全般について管理運営にあたるとともに、認定薬剤師の認定および更新の審査にあたることを目的とする。 2.2022年度委員 三澤 日出巳学部長(委員長)、中村 智徳教授、山浦 克典教授、松元 一明教授、堀 里子教授、 岩田 紘樹専任講師 (事務局:学生課) 好に運営されているとの評価を受けた。 1.目的 4.自己点検・評価 5.改善計画 認定薬剤師研修制度委員会 認定薬剤師研修制度委員会 1 認定薬剤師研修制度委員会 3012022年度は第1回を9月28日、第2回を3月29日に開催した。認定薬剤師申請の合否を審議するとともに、新型コロナウイルス感染症拡大にともなう公開講座開催中止により、認定基準を満たすことが困難な者に対して本学部認定薬剤師認定基準を緩和した。 2022年度の本学部への新規認定薬剤師申請者は5名、更新1回目5名、更新2回目22名、更新3回目12名、更新4回目11名で計55名の認定薬剤師を認定した。当制度発足より認定薬剤師はのべ320名となったが、継続して本学部(G04)認定薬剤師として認定されている人数は、2022年度末現在162名である。なお、2015年度より、認定薬剤師認定日を年2回(4月1日、10月1日)とし、本年11月1日付で認定申請期間を2月1日~3月15日、8月1日~9月15日としている。 2016年度に、厚生労働省より「かかりつけ薬剤師制度」が開始され、調剤報酬で「かかりつけ薬剤師指導料」が新設された。当該指導料の算定要件として、薬剤師認定制度認証機構(CPC)が認定する認定薬剤師認証研修機関(プロバイダー)の研修認定薬剤師である事が示された。慶應義塾大学薬学部はCPC認定プロバイダーとして、適正に薬剤師の研修認定を実施するとともに、薬剤師が医療人としての職能を向上させるための生涯学習の場を提供する取り組みを継続していく。 2022年度の主な取り組みとして、本学部認定薬剤師認定基準を改正し、e-ラーニング(オンデマンド形式の研修会)によって取得した単位の受入上限を撤廃した。これは新型コロナウイルス感染症拡大にともない、他の研修会実施機関が提供するe-ラーニングが拡大、充実したことや、e-ラーニング単位の利用者が増加していることを受けてのものである。また、公開講座開催中止により、認定基準を満たすことが困難な者に対して本学部認定薬剤師認定基準を一部緩和した。緩和内容は(1)認定期間を最大1年間延長すること、(2)合計取得単位数が既定の単位数(新規申請の場合40単位、更新申請の場合30単位)に達していれば、年間取得単位が5単位未満の年があっても認定することである。要件緩和には対象者による申請を要し、本学部認定薬剤師研修制度委員会に諮ったうえで実施している。 学内外の委員からなる本学部認定薬剤師研修制度評価委員会では、本学部薬剤師認定制度が概ね良

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