【自己点検・評価】 【改善計画】 2022年度も新型コロナウイルスの感染拡大が続いていたが、感染予防を徹底しながら、通常の運営を維持することが出来た。前年度に比べて、動物実験の数が増加したことや、消耗品の価格が値上がりしたこともあり、当初予定していた予算では足りず、他の資金から運営資金を補填することになった。 上記の通り、感染モニタリング検査にてSPF飼育室の一部のラックにおいてStaphylococcus aureus、Intestinal protozoaの検出が認められた。外部の施設から実験動物を導入する際、その施設の微生物モニタリング検査が陰性であることは確認しているが、個々の実験動物の感染状況までは確認していないため、外部から導入された実験動物からこれらの微生物が持ち込まれた可能性が考えられている。 医学部動物実験センターおよび実験動物飼育施設運営員会主催の動物実験従事者講習会および実験動物飼育施設利用者講習会については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンデマンド配信により実施した。 引き続き、新型コロナウイルスの感染予防と実験動物の飼育を両立できるように、委員会メンバー、飼育員、事務局で協力しながら運営を行っていく。 前年度に比べて、動物実験の数が増加したことや、消耗品の価格が値上がりしたこともあり、当初予定していた予算では赤字になってしまったため、次年度の予算申請では増加分を追加して申請する予定である。 SPF飼育室の一部のラックにおいてStaphylococcus aureus、Intestinal protozoaの検出が認められたことは問題であり、今一度ルールの徹底を行う。外部の施設から実験動物を導入する際、その施設の微生物モニタリング検査が陰性であることは確認しているが、個々の実験動物の感染状況までは確認していないため、外部から導入された実験動物からこれらの微生物が持ち込まれた可能性が考えられている。今後、外部の施設から実験動物を導入する際は、学部の間接経費などを利用して外部業者に検疫を委託し、指定の微生物が陽性であった場合はクリーンナップを行うことを予定している。 実験動物飼育施設使用申請書が未提出になっていることがあり、各講座の提出状況をリスト化し、提出を徹底するようにする。 6 実験動物飼育施設運営委員会 312 実験動物飼育施設運営委員会
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