慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
318/356

4.改善計画 314 遺伝子組換え実験安全委員会・研究用微生物等実験安全委員会2 遺伝子組換え実験安全委員会・研究用微生物等実験安全委員 申請することが必要であり、本委員会によりその計画内容の適切性が審議される。本年度分として、6月の会議以降に提出され、持ち回り審査で対応したものも含め、遺伝子組換え実験については51件、微生物実験については17件の実験計画申請について審議し、軽微な修正を経て、全て承認された。また、本学部で新規に遺伝子組換え実験を行う該当者は、本学部で実施される遺伝子組換え実験・バイオセーフティー安全講習会の受講が義務づけられている。本年度は、10月から11月にかけて、WEBセミナー形式で講習会を開き、教員・学部生・大学院生が受講した。 本学部では遺伝子組換え実験を行う全ての該当者が遺伝子組換え実験・バイオセーフティー安全講習会を受講しているが、B108室など共通の実験室の利用マナーに関しては一部適切とは言えない状況が散見される。学生が行う実験において、さらに丁寧に教育していくことが重要である。また、病原性微生物を含む臨床検体を扱う研究も増加傾向であるので、バイオセーフティーレベルの確認を忘れないよう注意喚起を続ける必要がある。

元のページ  ../index.html#318

このブックを見る