慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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⑤ 先端生命科学研究所との合同リトリート「統合システム適塾」を、8月30、31日に鶴岡タウンキャンパスで開催した。薬学研究科からは大学院生16名と教職員7名が参加し、政策・メディ⑥ 2022年度のJST博士後期課程支援プロジェクトの薬学研究科の博士学生の採択者は40名であ② 博士学位審査報告書の様式修正 ③ 大学院入学試験制度 ④ 大学院科目の見直しについて 6.改善計画 れた学位審査および判定会議の実施に繋げることが出来た。 上記①における審査手順の変更の反映、および記載内容の統一と充実を図る目的で、記載項目・記載すべき内容の見直しを行い、論文内容の要旨および論文審査結果の要旨に関する記載指示・項目を整備した。 修士-博士4年一貫コースの導入に伴い、2024年度入学以降の飛び入学制度については廃止することで合意し、当該申し合わせを廃止し、11月2日に対象者に周知した。 教学マネジメント推進センター設置の大学院共通科目について、薬学研究科においても選択科目として修了単位に認定すること、GPA算定には用いられないことを了解し、来年度より学生の履修を認めることとした。 これに伴い、本研究科設置の科目の見直しを行い、「高度研究機器特別演習」については、その構成内容や科目責任者の見直しのため、来年度は休講とすることとした。また「研究臨床体験プログラム」については、WPIにおける大学院教育コンテンツを考慮しつつ、サマースクールは来年度休講としてその実施形態を含め再検討することとした。 大学院特別講義については例年通り各領域での第一人者を講師として外部から10名招聘し、学部生の先取り履修を含め本研究科生が履修した。 また、以上に合わせてコースディスクリプションの策定を行った。 ア研究科の学生等と交流した。本リトリートでは専門分野の垣根を越えた研究交流や慶應義塾発ベンチャー関係者との議論に取り組んだ。先端生命研所長の講演、慶應発ベンチャーに携わる3名の講師による講演、参加学生によるショートプレゼンテーション、講師に薬学研究科若手教員を交えたパネルディスカッション、個別ラボ訪問、仮想ベンチャー構想のグループプレゼンテーションなど、2日間に渡り両研究科の学生にとって充実したプログラムを提供することができた。 った。 その他、連携研究機関における共同研究活動の承認も行った。 2022年度に見直しを行った博士論文審査手順によって、従来通りの学位審査の質と学則への準拠を確保しつつ多人数の申請者の審査を円満に実施できた。学位審査会と研究科全体審査のオンライン化および公聴会の審査過程での意義づけを適切に行った上で円滑な運営により役割分担を果たせたと考えられ、改訂された手順と審査報告書様式の活用により更なる円滑な審査に繋げるために、手順実施時における詳細調整、報告書様式内容の検討を今後も引き続き行う。また、昨年度導入された修博一貫コースによる学修期間の短縮と同様の趣旨である薬科学専攻修士課程への飛び級入学制度につき、2 大学院カリキュラム委員会 324 大学院カリキュラム委員会

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