慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
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教 授:多胡 めぐみ 衛生化学講座 学部1年 学部2年 学部3年 衛生化学講座 1 衛生化学講座 43薬科学概論 [春学期(1コマ・必修)] 衛生化学講座の研究の概要 栄養と健康 [秋学期(1単位・必修)] (多胡:ユニット責任者) ヒトの健康を維持し守るために必要な要項に関して、化学を中心に据えて学ぶ。「食」に関連した項目として、栄養素の化学、生化学、生理作用、消化・吸収、エネルギー代謝について学び、栄養と疾病の関係を理解する。さらに、食品に含まれる毒性物質(食品汚染物質、自然毒、食品添加物など)の毒性の発現機構とその安全性の確立法について学ぶ。 公衆衛生と予防薬学 [秋学期後半(1単位・必修)] (多胡:ユニット責任者) (協力講座;医薬品開発規制科学講座 原 梓 准教授) 人々(集団)の健康と疾患の現状およびその影響要因を把握するために、保健統計と疫学に関する基礎的知識を習得する。さらに健康を理解し疾患の予防に貢献できるようになるために、感染症、生活習慣病、職業病などについての現状とその予防に関する基本的知識を習得する。 衛生化学実習 [秋学期後半(1.5単位・必修)] (多胡:ユニット責任者) (協力講座;薬学教育研究センター 森脇康博 専任講師、権田良子 助教) 食品成分など衛生化学で学習する試験法、水質、空気などの公衆衛生学で学習する試験法に関する実習を行い、各試験法の原理を習得する。日常の食品、飲料水、空気などを試料として実習を行い、生活環境をどのように検査するかを理解する。 化学物質の生体影響[春学期前半(1単位・薬学科必修、薬科学科選択)] (多胡:ユニット責任者) 薬物を含めた化学物質の代謝、毒性反応、試験法、関係法規について学ぶ。発がん遺伝子、がん抑制遺伝子について理解する。 健康食品学 [春学期後半(0.5単位・選択)] (中澤:ユニット責任者) 多様な健康食品が流通しており、それらの有効性や安全性などに関する様々な問題が生じている。このような社会背景で生じている健康食品に関する現状と問題点、国の保健機能食品制度、有効性・安専任講師:中澤 洋介 助 教:上田 史仁 担当授業概要

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