慶應義塾大学薬学部 教育・研究年報2022
69/356

教 授:有田 誠 講 師:前川 大志 講 師:大場 陽介 担当授業概要 細胞の機能と構成分子 [秋学期(2単位・薬学科/薬科学科 必修)] 有田 生命活動を担う基本単位である細胞の成り立ちを理解するために,細胞の構造と構成分子について基本的知識を習得させるようにした。長谷教授,横田准教授,高橋講師と分担し,有田は細胞内小器官や細胞骨格の構造と機能,代表的な脂質の種類や構造,性質,役割,および細胞膜の構造と性質について担当した。 実験法概論 [秋学期(2単位・薬学科/薬科学科 必修)] 前川 薬学基礎実習を安全かつ効果的に学ぶことができるよう,実験に関する基本的なルールや態度,考え方,技術などを習得させるようにした。生物系実習に関する部分を分担し,実験動物や培養細胞、核酸などの生体分子を対象とした実験において守るべきルールや態度,考え方,技術について概説した。2022年度は薬学基礎実習の事前学習でもある観点から,高い学習効果を促すためオンデマンド配信による遠隔講義を行った。 薬学基礎実習 [秋学期(2単位・薬学科/薬科学科 必修)] 有田,前川,大場 生物系実習では,鈴木教授と分担し,実験に関する基本的な態度,考え方,技術などを身につけるため,ラットの解剖,組織・血球細胞・染色体の光学顕微鏡による観察,マグヌス装置を用いた平滑筋の収縮実験を行った。 薬学への招待 [春学期(1単位・薬学科/薬科学科 必修)] 有田 薬学部の新入生を対象にしたオムニバス形式の講義シリーズであり、幅広い薬学の領域を理解するとともに、意欲と使命感をもって学生生活に取り組めるように、基礎研究の魅力や重要性が伝わるようにした。有田は医薬品の創生を目指した薬学研究と題した講義を担当し、新たな医薬品創成に向けた生命現象の解明研究や、医薬品の標的・シーズ探索研究について講義を行った。 学部1年 学部2年 代謝生理化学講座 代謝生理化学講座 1 代謝生理化学講座 65

元のページ  ../index.html#69

このブックを見る