教 授:杉本 芳一 学部2年 化学療法学講座 微生物学 [2年次春学期前半(薬学/薬科学科とも必修 1単位)、担当 杉本(ユニット責任者)、近藤、加藤] 2022年度は、255講義室での対面授業を行った。講義ファイルは、授業支援を通じて配布した。 微生物学では、最初に微生物学概論として、微生物の分類と構造、性質、細菌の性質、異化と同化、遺伝子伝達、細菌感染と共生について概説した。その後、微生物学および感染症学の各論として、グラム陽性球菌、グラム陽性桿菌、グラム陰性球菌、グラム陰性桿菌、ヘリコバクター、カンピロバクター、スピロヘータ、抗酸菌、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアなどの生物学的特徴とそれらが引き起こす代表的な疾患について概説した。 化学療法学1 [2年次秋学期前半(薬学/薬科学科とも必修 1単位)、担当 杉本(ユニット責任者)] 2022年度は、255講義室での対面授業を行った。講義ファイルは、授業支援を通じて配布した。 化学療法学1では、感染症の治療に用いられるβ-ラクタム系抗菌薬、アミノグリコシド系抗菌薬、マクロライド系抗菌薬、テトラサイクリン系抗菌薬、キノロン系抗菌薬、代謝拮抗薬などの種類、構造、作用機序、臨床応用、耐性、副作用、薬物相互作用について概説した。これに併せて、それらの抗菌薬を用いる感染症の病態と治療について概説した。また、薬剤耐性菌、院内感染とその防止対策について概説した。引き続いて、真菌の生物学的特徴と真菌が引き起こす代表的な疾患について概説した後に、抗真菌薬の種類、構造、作用機序、臨床応用、耐性、副作用、薬物相互作用について概説した。 化学療法学2 [2年次秋学期後半(薬学/薬科学科とも必修 1単位)、担当 杉本(ユニット責任者)] 2022年度は、255講義室での対面授業を行った。講義ファイルは、授業支援を通じて配布した。 化学療法学2では、DNAウイルス、RNAウイルス、原虫、寄生虫、プリオンの生物学的特徴とそれらが引き起こす代表的な疾患について概説した後に、抗ウイルス薬、抗原虫薬、抗寄生虫薬の種類、構造、作用機序、臨床応用、耐性、副作用、薬物相互作用について概説した。引き続いて、悪性腫瘍の成因と病態について概説した後に、抗悪性腫瘍薬として用いられるアルキル化薬、白金製剤、代謝拮抗薬の種類、構造、作用機序、臨床応用、耐性、副作用、薬物相互作用について概説した。これに併せて、それらの抗悪性腫瘍薬を用いる悪性腫瘍の病態と治療について概説した。また、抗悪性腫瘍薬の開発と臨床試験について概説した。 微生物学実習 [2年次秋学期前半(薬学/薬科学科とも必修 1.5単位)、担当 杉本(ユニット責任者)、近藤、加藤、薬学教育研究センター 権田] 2022年度は、従来通り、実習室で、10日間の実習を行なった。 化学療法学講座 1 化学療法学講座 89助 教:近藤 慎吾 助 教:加藤 優 担当授業概要
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