地域を支える健康サポート薬局として

慶應義塾大学薬学部附属薬局は、2001年4月、日本で初めての大学構内薬局として開局しました。大学構内に設置されている附属薬局として、学生にとっての実践的な教育と臨床研究の場、および地域に貢献する健康サポート薬局という3つの重要な役割を果たしています。

健康サポート薬局とは

地域住民の方の健康維持・増進に関するご相談にお答えするのが、健康サポート薬局です。附属薬局は、2020年4月より健康サポート薬局としての活動を始めました。

健康サポート薬局

附属薬局

設備紹介

待合室
●お薬に関するご相談はいつでもどうぞ

カウンターは素材に木を採用するなど、あたたかみのある雰囲気を大切にしています。お薬渡し口には「しきり」を設け、患者さまのプライバシーを確保しています。リラックスした雰囲気の中で、処方されたお薬や一般用医薬品について、薬剤師がわかりやすくご説明します。また、お薬や健康、介護についてのご相談もいつでも承ります。

  • 現在は、新型コロナウイルス感染症対策のため、アクリル板や非接触検温計を設置しています。
  • 集団接種会場における新型コロナワクチンの充填業務にも、港区薬剤師会を通じて協力しています。
●血圧・体脂肪測定してみませんか?

血圧計・体脂肪計を設置しています。
お薬だけでなく、測定のみのご利用も歓迎いたします。 お気軽にお越しください。

待合室

待合室

調剤室

調剤室
自動錠剤分包機
調剤室
経験豊かな薬剤師と最先端の調剤機器

経験豊かな薬剤師による正確できめ細やかな調剤に加え、コンピュータによる調剤監査システムを導入し、調剤過誤防止や医薬品相互作用のチェックなどを行い、患者さまの安全性を確保しています。
お医者さまや患者さまのご要望に応じ、お薬を間違いなく服用していただくため、錠剤やカプセル剤の1回量包装に、最新の自動錠剤分包機を用いています。
また、漢方の煎じ薬専用自動分包機があるため、漢方薬の処方箋にも対応しています。

無菌製剤室
高カロリー輸液など無菌製剤の調製に対応

在宅医療の支援として、注射剤、高カロリー輸液などの無菌製剤の調製に対応しています。全国に6万軒ある薬局のうち、無菌室を持つ薬局はわずか2%程度です。
そのため、近隣の薬局が当薬局の無菌室を利用できる共同利用を実施し、地域医療をサポートしています。

無菌製剤室

服薬支援ロボット
服薬支援ロボット
在宅訪問薬剤管理業務

薬剤師が患者さまの自宅を訪問して、薬を管理したり薬の相談を受けたりしています。また、服薬カレンダーやお薬ケースを使って飲み忘れや飲み間違いを防止する工夫をしています。それでも服薬管理が難しい患者さまについては、服薬支援ロボットを用いることもあります。ロボットが服薬時間を知らせ、1回分の薬を出してくれます。

服薬カレンダー
服薬カレンダー

健康トピックス

健康のセルフチェック開催中。
是非ご利用ください。

  • 指先からの採血で糖質・脂質測定
  • 虫歯、歯周病、口臭は大丈夫?口腔内検査
  • 自宅でできる子宮頸がんウイルスチェック

先進的な実務教育の場として

当薬局は教育施設としての役割も担っています。薬学科3~4年次の学内実習では、全学生が、実際の薬局カウンターで模擬患者への服薬指導を行います。また、当薬局に配属された実務実習生(5年生)は、経験豊富な薬剤師の下、最新機器を用いた先進的な調剤や、きめ細かい服薬指導を学びます。