2023.11.1現在
薬学部薬学科は、2024年度に、薬学教育評価機構による6年制薬学教育の第三者評価を受けました。教育カリキュラム、教育プロセス、教育研究環境等を対象とした評価が行われ、その結果、同機構が定める「薬学教育評価 評価基準」に適合していると認定されました(http://www.jabpe.or.jp/)。
1年間の学事報告、講座・センター・諸委員会の活動報告および自己点検・評価の結果を掲載しています。また、基礎データも公開しています。
我々は、薬学に携わる者として生命科学と医療の発展および福祉の増進に貢献し、社会からの信頼と負託に応える教育・研究を推進するために、慶應義塾の理念および研究倫理要綱に則って、この行動規範を制定する。
2010年1月25日制定
研究や活動を通して自ら生み出す専門知識や技術の質を保証する責任を有し、さらにその専門知識、技術、経験を活かして、学生の教育に誠心を持って取り組むとともに、人類の健康と福祉、社会の安全と安寧、そして地球環境の保持に貢献する責任を有する。
薬学のみならず、自律的な科学研究が社会の信頼に支えられて成り立つことを自覚し、常に社会の批判に耐える合理的で偏りのない判断と行動をとる。また、自らの研究活動によって生み出される専門的知識・技術の正しさや正確さを、最大の努力をもって広く社会に示すとともに、科学者相互、特に自らの専門領域に属する研究者間の評価活動に積極的に参加する。
自らの専門知識・技能の維持向上に努めるとともに、科学技術とその啓発が社会や自然環境に及ぼす影響を包括的に理解し、常に社会の向かう先に対して最善の判断と姿勢をもって臨めるよう、弛まぬ努力と研鑽をする。
自らの教育・研究や活動の意義と役割を社会に向けて積極的に説明し、それが人間、社会、環境に及ぼし得る影響や変化を厳密に評価し、その結果を中立かつ客観的に公表するとともに、社会の意見に対し実りある対話を築くように努める。
自らの研究や活動の立案・計画・申請・実施・報告などの過程において、本規範の趣旨に沿って誠実に行動し、調査や研究結果のねつ造、改ざん、盗用などの不正行為を行なわない。特にヒトを対象とする研究に際しては、被験者の人格、人権を最大限に尊重し、研究の記録・調査データの確実な保存や厳正な取扱いを徹底する。被験動物などに対しては、痛苦に対する配慮と真摯な態度でこれを扱う。
責任ある研究を実施し不正行為を防止するために、適正な研究環境の確立・維持・向上に協力して積極的に取り組む。
教育・研究の実施、研究費の使用等にあたっては、関係法規や規程を遵守する。講義、講演、著作、研究発表等においては、著作権および知的財産権を侵害することのないよう十分に留意する。
研究協力者・学生の研究時における人権や福利に十分配慮するとともに、研究成果の公表に際しては協力者・学生の貢献度を公平に評価する。また、他の研究者らの成果を批判するときは客観的で公平な見地から行い、自らの研究に対する批判には謙虚に耳を傾け、誠実な態度で意見を交える。
学生に対して権威的な態度を取ることなく、その発言や批判に謙虚に耳を傾け、学生の人格と人権を尊重する。
教育・研究・学会活動において、人種、国籍、性、地位、思想・宗教、身体的特徴などによって個人を差別せず、科学的根拠の乏しい思想や偏見による対応で個人の人格と尊厳をそこなわない。
自らの教育・研究活動、審査、評価、判断などにおいて、個人と組織、あるいは異なる組織間の利益相反の有無に十分留意し、公共性に配慮するよう適切な対応をする。
慶應義塾大学薬学部は、医療人としての薬剤師および創薬の研究者を目指す学生を育成する場として、地球環境問題の重要性を認識し、地球環境の保全に向けて積極的に貢献する事を宣言する。さらに、薬学部の教職員ならびに学生のひとりひとりが、「地球の市民」としての自覚と責任を持って、教育研究活動をはじめキャンパスにおける全ての活動をつうじて、以下の目標を掲げ、生活環境負荷の低減と各種資源の循環型社会の実現をめざす事を宣言する。
2008年4月1日
慶應義塾大学
薬学部長
グリーン(再生資源)調達の推進
省エネルギーの推進
ゴミの分別・減量の推進
省資源の推進
環境問題の教育・研究の推進
環境分野での地域社会との連携
環境関連情報の共有化の推進