薬剤師として医療を先導するために

慶應義塾ならではの強み 大学病院との連携

薬学部と慶應義塾大学病院薬剤部外部サイトへリンクは教育・研究、薬剤部業務において強固に連携しています。
これを実現している仕組みのひとつが人事面での交流です。病院薬剤部長や附属薬局長は、薬学部教員を兼任し、勤務する薬剤師も薬学部の教育に携わっています。
このような環境のもと、薬学部生の早期体験学習、病院実務実習等を病院薬剤部で受け入れています。
さらに、2021年10月には、医学部と薬学部の共同運営講座である「病院薬剤学講座」が
開設され、薬学部の大谷壽一教授が講座主任に就任しました。
高度先進医療で重要な役割を果たす薬剤師研究者(Pharmacist Scientist)を育成することが、当講座の重要な目的です。

先進的な薬局環境

薬学部の附属薬局は、2001年、全国初の大学構内薬局として開設されました。また、2020年4月1日からは「健康サポート薬局」となり、地域のかかりつけ薬局として地域住民の健康維持・増進にも貢献しています。さらに、教育施設としての役割も担い、医療現場に即した薬剤師教育の実践を目指して、実務実習の前に行われる3~4年次の学内実習では、全学生が実際に薬局カウンターで模擬患者への服薬指導を行います。また実務実習生は、調剤室内の新型錠剤分包機や全自動監査システム等の最新機器を使い、先進的な薬局実務を経験します。

患者さんを中心に考え、グループ医療を実践する医療系三学部合同教育

医学部、看護医療学部、薬学部(薬学科)では、チーム医療に貢献できる人材を早期育成するために三学部合同教育を実施しています。「グループアプローチによる患者さん中心の医療実践」というテーマを掲げ、学年ごとに共通したテーマによるグループディスカッションを行い、互いの立場を尊重しながら交流を深めていきます。患者さんを中心に考えた、質の高い医療を提供するためには、専門職同士がどう連携すればいいのか。そのことを実践的に学ぶプログラムです。


・医学部1年生
・看護医療学部1年生
・薬学部薬学科1年生
【目標】
将来のチーム医療を見すえ、チームの一員としてのあるべき態度を考え、身につける。


・医学部4年生
・看護医療学部2年生
・薬学部薬学科4年生
【目標】
よいチーム医療とは何かを理解する。


・医学部6年生
・看護医療学部4年生
・薬学部薬学科6年生
【目標】
チーム医療を実践する。