応募の流れ

概要

1.目的

海外の協定校において4~5週間程度の臨床実習を行うことにより、国際的視野をもった薬剤師として先導的に活躍するために必要な知識、技能および態度を修得する。

2.趣旨

事前講義・臨床実習により国際的に通用する視点や知識を身につけ、帰国・卒業後はそれらを活かして医療、製薬企業、行政などさまざまなフィールドにおいて先導的な人材として活躍できるようになる。

3.実習先

米国アイオワ大学、ノースカロナイナ大学チャペルヒル校、ワシントン大学、フロリダ大学、タイ王国コンケン大学等。

4.対象学年

薬学科6年生・薬学専攻博士課程2~4年生

5.募集人員

8~12名程度

6.活動内容

4~5週間にわたる海外実習を行う。その中で、米国またはタイ王国における薬剤師の役割を体験し、その役割と医療システムを概説できるようになることを目指す。海外医療システムや文化・慣習を尊重し、日本との違いを見出しつつ、日本の臨床薬学や薬剤師のあるべき姿を考察する。帰国後、12月に英語を用いて実習報告会を行う。

7.履修条件・選考

本実習受入講座に配属された学生の中から履修を希望する者に対して、学業成績、書類、面接等による選考が行われる。
TOEIC700点以上が必須(830点以上を強く推奨している)等、語学力や単位取得状況、講座主任の推薦等の条件があり、詳細は各自で確認されたい。
また5年次配当の「Introduction to overseas clinical rotation」(1.5単位)と、6年次配当の「Case Study Practice」(1.5単位)を履修し、それぞれ単位取得、単位取得見込みであることが必要である。前者は、海外実習に関する導入を行うとともに、海外の様々な場面での薬学ケアに必要な英語コミュニケーション力を養成することを目的とし、外国人ゲストスピーカーによる講義を中心に、授業は英語で行われる。後者は、海外病院実習を前に、海外におけるファーマシューティカルケアの制度や現状に触れると共に、実践的なファーマティカルケアを英語で遂行するために必要な基礎的知識と技能を修得することを目的とする。こちらも外国人ゲストスピーカーによる講義を行う。いずれの科目においても、TOEIC730点以上の英語力を持つことが強く望まれる。なお本実習は卒業研修の一部として扱われ、6年次に「卒業研究2」(24単位)と併せて「海外アドバンスト実習」(3単位)も履修する。

8.費用

実習費7万円。渡航費、滞在費、およびこれに付随する諸経費は別途必要となる。ただし、タイ王国については滞在費を含む。

9.成績評価

現地プリセプターによる平常点評価(75%)、実習報告会等の内容(25%、発表要旨を含む)