2019/05/15

大澤匡範教授が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の創薬基盤推進研究事業に研究開発分担者として参加-新規PPI-AI創薬手法の開発とその基盤DBシステムの実装-

生命機能物理学講座の大澤匡範教授は、このたび、ペプチドリーム株式会社(所在地:本社、神奈川県川崎市)が研究開発代表を担当する国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の創薬基盤推進研究事業「PPI界面三次元構造に基づくPPI化合物ライブラリー」プログラムにおいて、研究開発分担者として新たに加わることになりました。

本プログラムは低分子化合物ライブラリーでは阻害することが困難なことが多い、タンパク-タンパク相互作用(PPI)を阻害可能とする中分子化合物によるライブラリー構築を目指しています。大澤教授はその中で「新規PPI-AI創薬手法の開発とその基盤DBシステムの実装」を分担し、これまでに蓄積した創薬インフォマティクス技術・データベースにAI(人工知能)を組み合わせることで画期的なPPI-AI創薬手法を開発し、従来困難であると考えられていたPPI創薬への応用を目指します。


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研究内容についてのお問い合わせ先

慶應義塾大学薬学部 生命機能物理学講座 教授 大澤 匡範(おおさわ まさのり)
TEL/FAX:03-5400-2487
E-mail:osawa-ms@pha.keio.ac.jp
研究室 HP:http://square.umin.ac.jp/keio-skb/


参考資料
【ペプチドリーム株式会社について】
「日本発、世界初の新薬を創出し社会に貢献したい」という創業理念のもと、2006年7月に設立されました。独自の創薬探索システムPDPS(Peptide Discovery Platform System)を用い、極めて広範囲にわたる特殊ペプチドを多数(数兆種類)合成し高速で評価を可能にすることで、創薬において重要なヒット化合物の創生、リード化合物の選択、もしくはファーマコフォアの理解を極めて簡便にしかも効率的に行えるようにしました。これによりペプチドリーム株式会社は特殊ペプチドを用いた創薬企業の世界的なリーダーとして世界中の病気で苦しんでいる人々に画期的新薬を提供することを使命として、研究開発に取り組んでおります。