6月4日(水)、芝共立キャンパス中講堂において、薬学部長主催特別講演会「世界の創薬の現状と日本の課題―産業からの視点―」が開催されました。本講演会は、中外製薬株式会社名誉会長(元代表取締役社長)・慶應義塾評議員の永山 治 氏による基調講演と、在学生や教職員等参加者115名を交えたROUND TABLE DISCUSSIONの2部構成で実施されました。
講演会は、米澤 淳 教授(統合臨床薬理学講座)の総合司会のもと、有田 誠 薬学部長の挨拶で開会しました。続いて、長谷 耕二 教授(生化学講座)が座長を務め、永山氏から「世界の創薬の現状と日本の課題―産業からの視点―」と題してご講演いただきました。世界の創薬の現状と日本の医薬品産業の課題、そしてそれに対する中外製薬株式会社の取り組みに、参加者は熱心に耳を傾けていました。
続くROUND TABLE DISCUSSION「不確実な時代を⽣き抜くために、いま何をすべきか?」では、野口 幸希 助教(薬剤学講座)の進行のもと、事前に寄せられた質問や、会場の学生からの質問に、永山氏が自身の経験を交えてお答えくださいました。
とりわけ「博士号を取得する意義とは」という質問には、公益財団法人中外創薬科学財団専務理事・東京大学名誉教授の長野 哲雄 氏からもコメントをいただき、活発な意見交換がなされました。
最後は参加者全員で記念撮影を行い、活気あふれる雰囲気のまま、盛会裡に幕を閉じました。
有田薬学部長の開会挨拶
永山氏の基調講演
会場の様子
基調講演座長の長谷教授
ROUND TABLE DISCUSSION
質問に答える永山氏
質問に答える長野氏
在学生から積極的に質問があがる
質問に対して笑顔があふれる場面も
熱心に聞き入る参加者
ROUND TABLE DISCUSSION進行の
野口助教
総合司会の米澤教授
参加者全員で記念撮影