薬学部受験生大学院受験生在学生企業・研究者サイエンストピックス 2024/07/03

佐藤製薬寄附研究講座 ヘルスケア・イノベーション薬学講座開設記念キックオフシンポジウムおよび祝賀会開催

近年、予防医療やセルフメディケーションの重要性が高まっており、OTC医薬品 (over-the-counter drug) の適切な使用の推進や、生活者視点で健康を支えるためのエビデンスの構築、その仕組み・ツールの開発が望まれます。
慶應義塾大学薬学部では、佐藤製薬株式会社からの寄附を受け、この社会的課題解決を目標とする ヘルスケア・イノベーション薬学講座を、2024年4月に開設しました。

当講座の開設を記念して、6月26日(水)、芝共立キャンパス中講堂において「佐藤製薬寄附研究講座ヘルスケア・イノベーション薬学講座開設記念キックオフシンポジウム」を開催しました。
本シンポジウムには、100名を超える薬学部や医学部の学生、教員、関連企業の方々が参加しました。

有田 誠 薬学部長の開会挨拶、座長の三澤 日出巳 薬学研究科委員長、堀 里子 薬学部教授からの趣旨説明により幕を開けました。続いて5名の登壇者が、以下のテーマで講演を行いました。



  1. 「薬剤師と地域薬局の新たな役割: ヘルスケア推進に向けた今後の展望と期待」
    太田 美紀 氏 (独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 安全性情報・企画管理部 部長)
  2. 「近未来の予防医療を切り拓く:プログラム医療機器開発の最前線から」
    岸本 泰士郎 医学部特任教授(医学部ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座)
  3. 「ヘルスケアDX:デジタル変革における企業のトレンド」
    三友 周太 氏(シミックホールディングス株式会社 Consulting And Navigation(CAN) Unit Principal)
  4. 「薬局における口腔セルフケアのサポートと今後の展望」
    山浦 克典 薬学部教授(薬学部医療薬学・社会連携センター 社会薬学部門)・薬学部附属薬局長
  5. 「ヘルスケア・イノベーション薬学研究の展望」
    古堅 彩子 薬学部准教授(薬学部ヘルスケア・イノベーション薬学講座)


参加者は熱心に耳を傾け、講演後は活発な質疑応答が交わされました。その後、三澤薬学研究科委員長からの閉会挨拶により、盛況のうちに幕を閉じました。

シンポジウム終了後は、東京タワーを臨む談話室に会場を移して、祝賀会を挙行しました。
まず、佐藤製薬株式会社・佐藤 誠一 代表取締役社長からご祝辞をいただき、続いて北川 雄光 慶應義塾常任理事、そして当講座の礎を築いた金澤 秀子 元薬学部長(現:慶應義塾大学名誉教授)の挨拶がありました。シンポジウム登壇者、佐藤製薬株式会社をはじめとする関連企業の方々、薬学部教員等が多数参加し、活発な情報交換の場となりました。

当日のプログラム詳細は こちら



シンポジウム

有田薬学部長による開会挨拶

有田薬学部長による開会挨拶

太田氏の講演

太田氏の講演

岸本医学部特任教授の講演

岸本医学部特任教授の講演

三友氏の講演

三友氏の講演

山浦薬学部教授の講演

山浦薬学部教授の講演

古堅薬学部准教授の講演

古堅薬学部准教授の講演

座長の三澤薬学研究科委員長

座長の三澤薬学研究科委員長

座長の堀薬学部教授

座長の堀薬学部教授

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子

登壇者との記念撮影

登壇者との記念撮影

祝賀会

佐藤代表取締役社長からのご祝辞

佐藤代表取締役社長からのご祝辞

北川常任理事からのご挨拶

北川常任理事からのご挨拶

金澤名誉教授からのご挨拶

金澤名誉教授からのご挨拶

意見交換の様子

意見交換の様子


撮影:岸 剛史