近年、予防医療やセルフメディケーションの重要性が高まっており、OTC医薬品 (over-the-counter drug) の適切な使用の推進や、生活者視点で健康を支えるためのエビデンスの構築、その仕組み・ツールの開発が望まれます。
慶應義塾大学薬学部では、佐藤製薬株式会社からの寄附を受け、この社会的課題解決を目標とする ヘルスケア・イノベーション薬学講座を、2024年4月に開設しました。
当講座の開設を記念して、6月26日(水)、芝共立キャンパス中講堂において「佐藤製薬寄附研究講座ヘルスケア・イノベーション薬学講座開設記念キックオフシンポジウム」を開催しました。
本シンポジウムには、100名を超える薬学部や医学部の学生、教員、関連企業の方々が参加しました。
有田 誠 薬学部長の開会挨拶、座長の三澤 日出巳 薬学研究科委員長、堀 里子 薬学部教授からの趣旨説明により幕を開けました。続いて5名の登壇者が、以下のテーマで講演を行いました。
参加者は熱心に耳を傾け、講演後は活発な質疑応答が交わされました。その後、三澤薬学研究科委員長からの閉会挨拶により、盛況のうちに幕を閉じました。
シンポジウム終了後は、東京タワーを臨む談話室に会場を移して、祝賀会を挙行しました。
まず、佐藤製薬株式会社・佐藤 誠一 代表取締役社長からご祝辞をいただき、続いて北川 雄光 慶應義塾常任理事、そして当講座の礎を築いた金澤 秀子 元薬学部長(現:慶應義塾大学名誉教授)の挨拶がありました。シンポジウム登壇者、佐藤製薬株式会社をはじめとする関連企業の方々、薬学部教員等が多数参加し、活発な情報交換の場となりました。
当日のプログラム詳細は こちら